あるぞしゅぷらーはつぁらとぅすとら

シャドバとか、ラノベとか、ノベルゲーとか

アラサーラノベ読みが勧める最近読んだオススメラノベ5選

 

歳を食うと何事にも新鮮味を感じにくくなるわけで、「あー、その展開ねハイハイ」と斜に構えて創作物を消費することが増えてきてしまうのはきっと私だけではないと思う。

 

……えっ? もしかして私がひねくれてるだけ?

 

いやまあそれでも面白い作品は面白いわけで、最近読んだそんな作品を紹介していきます。

ちなみにアラサーなので最近(ここ五年)みたいな時間感覚です。ジャネーの法則を身をもって体感している。

 

各作品について自分の感覚でこの作品好きな人はたぶん好きというのを挙げているのでその作品が好きな人は手に取ってみてください(全然合わんかったって意見は伏して受け止めます)

基本的にネタバレはないのでご安心ください。

 

 

 

誰が勇者を殺したか

魔王を倒した勇者が、その帰路に殺された。その死に関して勇者の仲間達は言葉を濁す。

さて、あなたは誰が勇者を殺したと考える?


角川スニーカー文庫

一巻完結 小説家になろうからの書籍化作品。

 

ストーリー

勇者の死後、四年経ってから物語が始まる。

勇者・アレスの功績を編纂する過程で彼の仲間である騎士・レオン、僧侶・マリア、賢者・ソロンに取材を行う形で物語が進む。

取材での質疑応答の章、勇者・アレス視点の過去、仲間の視点の過去の章の三つの章をひとまとまりとし、仲間三人についてそれぞれ描かれ、後半は前半に蒔いた謎を回収していく。

 

感想

なろう発と侮るなかれ。各仲間のエピソードにそれぞれ盛り上がりどころがあって、ミステリーで陥りがちな伏線を敷くパートの冗長さが一切ない。なおかつ物語の構造がわかりやすいのでストーリーが頭に入ってきやすい。

物語後半も一気に伏線回収するのではなく、ひとつひとつ回収していくので盛り下がりもなく、飽きることなく読破できた。

頭からお尻までチョコたっぷりなライトノベルです。

 

この作品が好きな人なら好きそう

六花の勇者かな。一発目なのにあんまりしっくりは来てないけど。

 

勇者刑に処す 懲罰勇者9004隊刑務記録

勇者とは死しても復活し、永久に魔王と戦い続ける者。

そんな存在になるということは、もはや刑罰と言っても差し支えないだろう。

電撃の新文芸

既巻5巻 このライトノベルがすごい!2023 単行本・ノベルズ部門3位

 

ストーリー

勇者刑とは、もっとも重大な刑罰である。それは魔物に殺されても強制的に蘇生され、永劫に魔王現象戦い続けなければいけないという刑罰。

数百年戦いを止めぬ狂戦士・タツヤ、何でもかんでも手癖で盗んでしまうコソ泥・ドッタ、口八丁で国すら騙した詐欺師・ベネティム、自称・国王のテロリスト・ノルガユ、成功率ゼロの暗殺者・ツァーヴなどイカれた連中を率いる、自身も勇者刑受刑者であるザイロ。

ある作戦前、いつもの如く窃盗をしたドッタが持ってきたのは中身の入った棺桶で、ザイロは頭を抱える。そしてその中身は、超常的な能力を持つ「女神」である美少女・テオリッタだった――

 

感想

ボーイミーツガールと言うにはあまりにも血なまぐさすぎる物語だが、

 

・異能バトル

・裏でうごめく陰謀

・癖の強いサブキャラ達

 

この辺好きな方には刺さると思う。

この作品が好きな人なら好きそう

アニメ化作品で言えば86かな。まあこちらは死なないけど。ただ死にデメリットがないわけじゃなく、あまりにも欠損が激しいと修復しきれなかったり、自我が消滅したりする。死刑より重い刑罰だからね、当然だね。

 

 

中村悠一×楠木ともりによるPVもあるらしいので声優好きな方はこちらもどうぞ

www.youtube.com

 

 

 

わたしはあなたの涙になりたい

八雲には揺月が、揺月には八雲が必要で、比翼連理とはきっとこういう関係を言うのだろう

ガガガ文庫

一巻完結 第16回小学館ライトノベル大賞 大賞受賞作

 

ストーリー

これは、涙で始まり、涙で終わる物語。

全身が塩に変わって崩れていく奇病「塩化病」。その病で母親を亡くした少年・三枝八雲は、小学校の音楽室でひとりの少女と出会った。

美しく天才的なピアノ奏者であるその少女の名は、五十嵐揺月。

揺月との出会いが、自分の運命を大きく変えるものになることをその時の八雲は知る由もなかった。(公式サイトより引用)

 

 

感想

公式の煽り文にあるようにいわゆる「感動もの」

自分は感動ものの作品に対し、「泣かせようとしてくる姿勢が気に食わない」というひねくれた立ち位置を取っているが、そんな斜に構えた体勢を吹っ飛ばしてくるだけの力がこの作品にはある。

基本的に現代日本をベースに描かれているが、その中で唯一のファンタジー要素が「塩化病」。

その名の通り体が塩と化す病というもので、別にこれを使って戦ったり、人を呪ったりするわけじゃない。いわゆるマクガフィンの一種だが、これがあるのとないのとでは恐らく作品のまとまり方は全然違ったと思う。

 

八雲と揺月が子供から大人になるまでの間、お互いに相手を思い合い、伝え合い、愛し合い、最後に待っていた二人の結末。そこに何かを感じればきっといい読後感を得られると思う。

何よりも「小学校での主人公とヒロインの出会い」から描くというのが自分の性癖に刺さりすぎていた。この性癖はたぶんハヤテのごとく!のアテナのせい。

 

正直、第16回小学館ライトノベル大賞に応募した人がかわいそうで仕方がない。それくらいこの作品のクオリティは新人賞離れしていたし、それは審査員の「審査なんかとんでもない。美しい物語をありがとう」というコメントにも表れていた。

 

この作品が好きな人なら好きそう

終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?が好きな人は相性いい気がする。

 

 

 

竜殺しのブリュンヒルド

愛と愛する人は、どちらの方が重いのか

電撃文庫

既巻3巻 第28回電撃小説大賞《銀賞》受賞

 

ストーリー

知性ある竜とその竜に育てられた少女・ブリュンヒルドは伝説の島「エデン」でお互いを愛し、愛されながら暮らしていた。

しかし彼女らの棲む「エデン」は何度も帝国に侵攻され、ある日竜は討ち滅ぼされてしまう。

竜を屠った人物はブリュンヒルドの実の父・シギベルトで、ブリュンヒルドは「奪還」という名目で帝国に保護される。

復讐に燃えるブリュンヒルドだったが、彼女の脳裏に「神の国で再会したければ、他人を憎んではならないよ」という竜の教えがよぎる。

竜は復讐を望んでいない。だがそれを望む自分自身の渇望の行き場は――?

 

感想

既巻3巻とは書いたが、三作品とも世界観が繋がっているだけで物語としては全く異なるものなので、実質単巻完結。

主人公が女の子のファンタジー作品という点では結構珍しいと思う。

世界観が真新しいわけでも、キャラが尖っているわけでも、展開が衝撃的なわけでもないが、高い文章力、緻密な構成力、深い内面描写とその創作力に舌を巻く。

奇を衒ったり流行に乗ったりするわけではなく、ただただ丁寧に物語を描くことで面白い作品を創り上げている良作。

この作品が好きな人なら好きそう

自分の中で思いつかなかったので、著者が作品を書くきっかけになったというヴァイオレット・エヴァーガーデンを提示しておきます。

 

 

白き帝国

戦争っていうのは残酷で、爽快で、醜悪で、美しく、そして現実にはご都合主義なんて存在しない。そんな物語。

ガガガ文庫

既巻1巻

 

ストーリー

頭部に猫耳を持つ「ミーニャ」族が支配するガトランド王国が葡萄海の覇権を握らんとしている世界。人間とミーニャ族の間には根深い差別意識があり、国家間の損得関係以上に大きな対立要因となっていた。

そんな中、ガトランド王国は敵対する黒薔薇騎士団から人質として「葡萄海の宝石」と呼ばれるほどの容姿を持つ少女・アルテミシアを養子に迎え入れる。

ガトランド王国の第二王子トトは妹となったアルテミシアと徐々に交友を深めていくが、世界の様相は彼に残酷な未来を突き付けることとなる。

高い技量を誇る剣士たちによる高度な駆け引き。「仁」「義」「礼」「智」「忠」「信」「孝」「悌」の聖珠が持つ特別な力。高度五百メートルに浮かぶ飛行艦隊。

剣と魔法と空の艦隊戦という、犬村小六氏の集大成。

 

 

感想

ぶっちゃけ、この作品が紹介したくてこの記事を書いた。

著者の犬村小六氏は「とある飛空士への追憶」「プロペラオペラ」などの空戦戦記物を書き続けてきた人。私が追い続けている数少ない作家の一人。

なので元々期待して読んだが、あまりにも衝撃の一冊過ぎて読了後はしばらく魂が抜けてしまった。

 

あらゆる意味でライトノベルとしてのお約束を裏切っている作品だと思う。このエピソードをシリーズの途中に持ってくるならまだわかるが、これを一巻目に持ってくることに犬村先生の覚悟を感じた。

 

ネタバレにならない範囲で語る。

まずファンタジー戦記自体がライトノベルでは希少なんだけれど、その中でもこの作品のすごいところは一巻が長大な大河ファンタジーの前日譚にすぎないところ。

通常の戦記物ならこのエピソードは回想程度に留めるか、もしくはシリーズが軌道に乗ってから過去エピソードとして描くような内容だろう。

犬村先生の実績を考えたら続刊前提で書くこと自体はおかしくはないが、「一巻だけで二巻以降は出ません」となったら私はブチギレると思う。

別に一巻で話がまとまっていないという意味ではない。でも読んだ人なら私の言う言葉の意味が分かるはず。

 

昨今のライトノベルにマンネリを感じてる人ほど読んだ時に度肝を抜かれるだろうし、絶対好きだと思う。

今までの犬村小六作品にあった「なんだかんだ最後はある程度はハッピーエンドだろう」感が一切ないので今後の展開に期待と同時に恐ろしさも感じる。アラサーになった自分でも魂震わす作品を出してくれる犬村先生に感謝。

 

メイドインアビスつくしあきひと先生が「全員むごいことになるんじゃないかな」とか言ってて「あなたが言うな」となった。

 

この作品が好きな人なら好きそう

強いてあげるとすれば銀河英雄伝説か。全然違うよ、って意見もあるだろうけど自分は銀英伝もこの作品も大好き。

あとは戦記物全般。天鏡のアルデラミン魔弾の王と戦姫など。犬村作品が好きな人は当たり前に読んでると思うので省略。

 

以上

今回紹介した作品好きならこの作品好きだろうなあってのがある方はぜひ感想欄に。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

この記事書くのに三時間くらいかかってしまった。

有馬記念 2022 予想

 

お祭りです。好きな馬を買いましょう。

 

今年の回収率が80%なので100%狙えるかどうかの最後の瀬戸際。ちなみにディセンバーステークス前は47%だったけどショウナンマグマにお金返してもらった。

今年タイトルホルダーとアスクビクターモアとショウナンマグマからしかお金もらってねえな。

 

じゃあ有馬記念、本命は〜〜〜〜〜

 

 

 

 

◎タイトルホルダー

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推し馬なので。

それを差し引いてもスピードとスタミナを両方兼ね備えていることは実績から間違いなく、有馬記念と相関性のある宝塚記念を強い競馬で勝っている。

同じコース形態の日経賞を怪我開けながらも勝ってるし、去年の有馬記念に関しても過去一度も馬券になっていない18番枠で差のない5着と全く悲観する内容じゃない。

着外になる可能性があるとすれば瞬発力勝負になってしまった場合だがパンサラッサがいない以上、レース展開自体もタイトルホルダーに主導権があり宝塚記念で暴走ペースのパンサラッサについて行った和生が日和ってスローペースにするとも考えづらい。日経賞がそういう展開だったが和生自身「あのレースはタイトルホルダーのいいところを全部消すレースだった」と回顧しているし。

和生がペースミスってオーバーペースで潰れるって思う人はイクイノックスとヴェラアズールから広く流せば高配当だと思います。僕はそう思わないけど。

 

 

 

○→消し ディープボンド

有馬記念はリピーターレース。なにより2200以上のJRA重賞で一度も掲示板を外したことのない安定感は馬券に入れざるを得ない。

追い切りでも自己ベストを出してるようで年齢を重ねて枯れるどころか充実を感じられる。斤量も去年と変わらず、ローテも同じとくれば極端にパフォーマンスを下げることもないだろう。

川田の有馬記念の成績の悪さを差し引いても7番人気想定ならどう考えても買い。

 


枠順確定後

と思っていた。枠順までは。

大外は無理やってえええええええ!!!

特にディープボンドみたいなタイプには1番キツいと思う。

 


ジャスティンパレス

前走菊花賞、17枠から先行して抜け出した強さは間違いない。非根幹の勝利実績もあり、中山好走歴もあるので適性は問題ないはず

ボルドグフーシュとの比較に悩んでいて神戸新聞杯菊花賞を何度か見返したが、神戸新聞杯では先行していながらボルドグフーシュとの上がりタイムはほぼ差なし(これは菊花賞予想でも書いた)、また菊花賞においてもボルドグフーシュはジャスティンパレスの後ろで脚を溜めれていたことを考えると地力はジャスティンパレスのほうが上なのではないか。菊花賞は17番枠からポジションを取りに行ったので消耗もあっただろうし。

 


枠順確定後

ディープボンド亡き今、タイトルホルダーを除いた先行馬の中で一番強い。先行馬に力の足りない馬が多いため、差し馬が前壁になるリスクを考えるとこいつを対抗まで評価。

 


▲ボルドグフーシュ

菊花賞ローテは買い得。菊花賞で一番強い競馬をしたのは間違い無くアスクビクターモアだけど、ジャスティンパレスと一緒に抜け出した後さらにもうひと伸びしたこの馬も準ずる強さを持ってる。

血統的にも有馬記念好走馬と合致しており不安要素は少ない。福永のグランプリ戦績が悪いくらいか。

ただ出遅れがちなのをスタートクソ上手い福永で中和したら凄いことになるかもしれない

 


ジャスティンパレスの項でも記載したがこの二頭の比較が難しい。

前走、前々走を見返したが、この馬は神戸新聞杯菊花賞ともに4角で大きく外に持ち出している。それで好走しているのだから強いという考えもできるかもしれないが、菊花賞については道中位置を取れていたので内を捌く選択肢もあった。それをしないということは馬群を捌く器用さがなかったとも捉えられる。中山はゴチャつきやすいのでそうなると枠は真ん中から外目の方がいいか。

また「ジャスティンパレスと一緒に抜け出した後さらにもうひと伸びした」と前述したが、逆に言えば抜け出してしばらくはジャスティンパレスと脚色が変わらなかった。阪神内回りも直線は短い方だが、より短くなる中山ではパフォーマンスは少し落ちるか。

 


枠順確定後

頭までありうる代わりにどん詰まりにもなりうる極端な枠引いた気がする。出遅れたらゴールドシップよろしく最後方まで下げるだろうし、スタート出たらいいポジション取って「経済コースをスルスルとォ!」ってやるかもしれん。

 


△イクイノックス

少なくとも秋天よりはパフォーマンスを落とすのは間違いない。有馬記念自体が追い込みには厳しいレースだし。

そして秋天自体が相当この馬に展開が向いたレースだった一方、倒した相手は軒並み次走で敗退している(パンサラッサ、ジャックドール、シャフリヤール、ダノンベルーガ)

また中山適性に関しても疑問がある。もちろんレベルの高い22世代で皐月賞2着に好走してはいるが、その皐月賞で勝ったジオグリフはそれ以降泣かず飛ばず。適性のありそうな香港カップですら6着。

イクイノックス自身も4角でコーナリングが上手くいかずに膨らんでいるところがあり、やはり小回りは向いてないのでは(これに関してはルメールが馬場のいいところを選んだだけかもしれない)

別の可能性としてルメールが先行を選択する可能性もあるが、皐月賞で終いが甘くなっていてあんまり脚質的には合ってないようには思う。今回先行馬も多いしポジション取りは大変そう、まあ枠次第か。

とは言え地力の高さは証明済みで、血統面で距離にも不安は少ない。馬券内に来る確率は高そう。

イクイノックスを嫌うなら有馬記念が最後だと思う。ここで好走するならエフフォーリアみたいなことが起きない限り来年の覇王はこいつ。

 


枠順確定後

結構融通の効きそうな枠に入った印象。ルメールの腕を活かせる枠ではあると思う。

 


⭐︎ジェラルディーナ

モーリスはともかく牡系のスクリーンヒーローグラスワンダーの産駒は有馬記念実績が豊富でジェンティルドンナも当然有馬記念を勝っている。この馬自身も非根幹と中山適性は示していて、あとは距離が合うかどうかだけ。

エリザベス女王杯で下したウインマリリンもG1馬になったし、前走のメンバーレベルも高いことが示された。とはいえ前走最も強い競馬をしたのはウインマリリンではあったのでそこは割引がいるか。

またウインマリリンはエリ女が秋初戦で香港ヴァーズが2戦目だったが、ジェラルディーナは有馬が秋3戦目。エリ女からの間隔も中5週で同様に秋3戦目の菊花賞組と比べても少しキツめのローテ。去年の春から使い詰めで有馬記念を目標にしていた馬と比較しても勝負気配は少し薄めか。

 


枠順確定後

特になし。いい枠だとは思う。

ただよさそうな枠に入ってしまったが故に人気になっていて、買い目から弾かれそう。当てに行く3連複なら買うんだけど今回ある程度絞るので買えないかも。

 

 

 

切るかも

 


エフフォーリア

春の凡走が単なる阪神・輸送適性のなさなのか、それとも早熟・走る気が失せたという改善しようのない原因なのかは正直判断がつかない。

本来は秋天やJCを使いたかったのは間違いないと思うので状態面でもあまり良くない可能性もある。

ただ春よりは状態が上がっているなら冷静に考えると3着はありうる。イクイノックス、ヴェラアズール、ジェラルディーナがハイペース適性なくて菊花賞組は地力でねじ伏せられるなら2着も。

いやちょっと僕の馬券はそこまで手が回らないんですけど。

 

 

ヴェラアズール

秋に2400を2回使ってる以上、どう考えても有馬記念は目標にはなっていない。ジョッキーも正直弱体化してるのでごちゃつく中山で馬群を捌けるのかは怪しい。

またジャパンカップの勝ち方的には有馬記念には向いていないタイプだと思う。

エイシンフラッシュ自身が有馬記念2着を取っていることもあり完全に消せるかどうかは難しいが、当時の有馬記念は相当なスローペースで完全なる瞬発力勝負となっていた。今年の有馬記念でタイトルホルダーがそういうレースを作るとは考えにくい。

 

 

買い目

単勝

13

 

馬連

13-3,10

 

3連複

13-9-3,10

 

ジャパンカップ 2022 予想

 

秋G1、指名した中穴の的中率かなりいいのに馬券の買い方が下手すぎて負けまくってるので買い方を工夫したい。

 

レースについて

まず過去10年ほとんど馬券になっていない外国馬と6歳以上の馬をばっさり切ります。(一応7歳で3着の2013トーセンジョーダンがいるが、この馬は過去にジャパンカップで連対経験があり、秋天優勝、春天でも3着とG1実績は豊富。今年はG1好走経験のある該当馬はいない)

残ったのは

 

シャフリヤール

ダノンベルーガ

ヴェラアズール

ヴェルトライゼンデ

デアリングタクト

ユーバーレーベン

テーオーロイヤル

 

の7頭。

 

この内デアリングタクトは中1週の強行軍があまりにも無謀に見え、また前走エリ女は重馬場での開催ということもあり疲れは間違いなくある。メイチなら勝ち負けな気はしたがこのローテでは流石に厳しい。

 

ユーバーレーベンは元々自分の中で評価が低い。オークスで倒した相手も距離が合わない相手かその後振るわなかった馬ばかりで、この馬自身もその後の着順は5着が最高。負けた相手も別に強豪ばかりというわけで間も無く能力には疑問符がつく。

後方追い込みという脚質もジャパンカップには向かない印象が強く、ここでも買えない。

 

となると残ったのは5頭。正直ここのランク付けはかなり難しいが自分の中で整理したものを記しておく。

 

◎シャフリヤール

ダービー馬、メイチ特化の藤原厩舎、去年の3着馬。メンバーレベルを考えると流石に馬券内は固いはず。

懸念要素は鞍上。C.デムーロの東京戦績がとにかく悪い。複勝率はそうでもないが、勝率が通算6%、今年だけ見ても10%程度。明らかに他の競馬場よりも低く出ている。

おそらくは先行気質が裏目に出ている可能性が高い。単勝を買うのは少し怖いところ。

 

 

○テーオーロイヤル

前走アルゼンチン共和国杯では6着に敗れるも、キングオブドラゴンの内ラチ激突による不利を被っており、荒れた内を通っているのである程度度外視できる。

また斤量もトップハンデの57.5kgと勝ち馬ブレークアップよりも+3.5kg背負いながらも0.2秒差。ジャパンカップにも出走する2着ハーツイストワールと比較しても+2.5kgを背負ってタイム差なしと逆転は十分可能。

コース代わりしたばかりで前が残りやすくなることを考えても好位追走できるこの馬は有力。

なによりも今年の春天で見せた地力は本物のはず。ヒートオンビート、ロバートソンキー、ユーキャンスマイル、ハーツイストワールなど春天で先着した馬のその後の重賞好走率も高く、レベルの高いレースだったといえる。人気を落としたここで買いたい。

 

▲ヴェラアズール

ヴェラアズールって打とうとするとヴェラアズールレーンって予測変換が出る。ちなみに鞍上はレーンじゃなくてムーア。

なぜか長いことダートの2勝クラスで燻っていた馬で、今年に入って芝の中長距離路線で使われ始めて覚醒した馬。芝レースでは5戦して全て上がり最速をマークしており、後方からの追い込みを得意とする。

近2走もアルゼンチン共和国杯を勝ったブレークアップ、日経賞2着、目黒記念1着と重賞で好走を続けているボッケリーニに勝っており、G2レベルにおいては強い馬に勝ってきている。

弱い馬ではないのは確かだが、G1の舞台で足りる馬かは未知数で現在の人気は過剰には思える。

 

△ヴェルトライゼンデ

コントレイル世代の遅れてきた秘密兵器。ダービー3着の実績を持ち、左回りは1-1-1-0と得意としている。先行も差しもこなせる器用な馬で、展開に左右されない能力を持っているように見える。

何よりも鞍上はG1騎乗機会3連続連対中のレーン。期待するなという方がおかしい。

懸念材料は長期休養が長かったために古馬G1への出走はこれが初めてで力量差の判断が難しい点。

またドリームジャーニー産駒は芝2400において複勝率はそこまで悪くないが、勝ち星がない点(0-4-7-32)。東京競馬場もあまり相性が良くない(この辺はこの馬の適性と違うので度外視でもいいか)

 

×ダノンベルーガ

正直買いたくはない。買いたくはないけど2,3着がないとは言い切れない。

まずこの馬の適性的に明らかに秋天の方がメイチのはず。となるとジャパンカップはお釣りが残ってるか微妙。

今年のダービーも直線伸び悩んでの4着なので東京芝2400との相性はあまり良くないとは思う。それでこの人気だとなあ……。

とはいえ負けた相手はドウデュース、イクイノックス、アスクビクターモアで全て後のG1馬。走破時計的にも相手が強かっただけとは言える。

川田騎手の東京芝2400mの戦績は6-8-4-21で複勝率46%、G1に絞ると1-2-3-12で複勝率33%。単勝回収率はどちらも50%程度と比較的苦手としている印象。軸にするには心もとないが、馬券内に来ないとは言い切れない微妙な数字。

 

デアリングタクト

あれ?買わないって書かなかったっけ?

この馬の取り捨てが本当に難しい。

実はエリ女ジャパンカップのローテが直近10年に二頭いて、それが2013年2着のデニムアンドルビーと7着のヴィルシーナヴィルシーナも勝ち馬と0.2差なので着差ほど大敗はしていない。

しかもその時のエリ女は重馬場。あれ?どっかで聞いたことあんな。

また基本的にダービー、オークスでの好走歴が直結するレースなので、オークスを勝ったこの馬を簡単に軽視するのも問題。復帰してから東京も走ってないし。

 

とはいえ2013のエリ女は京都開催で元からタフな阪神とは違うこと。陣営のコメントも相当歯切れが悪いこと。素人目に見ても追い切りがよく見えないことなど懸念点は多い。

 

いろいろ考えてたけどこの中で自信があるのはシャフリヤールとテーオーロイヤルの二頭くらいなのでシャフ単勝とテーオー複勝馬連だけで良くね?ってなってる。

マイルCS 2022 回顧

5頭に印打ってて2〜5着当ててるのに切ったところ1着に来て終わりです。

 

セリフォス強すぎる。シュネルマイスターが前壁になってなくても勝ててたかどうか怪しい。それくらい豪脚だった。

富士Sでノーステッキだったことを考えると余力が残ってたというところか。それにしても藤岡佑介は最近毎回株落としてんな。

 

ダノンザキッド買えてたのはめちゃくちゃ良かったんだけど、穴から流せるタイプじゃないから買えなかったなあ。本命か穴どっちかは来ることは結構あるけど、絶対どっちかしか来ない。終わりすぎ。

 

実際の買い目

シュネルマイスター 単勝

シュネルマイスター-ソダシ、ダノンザキッド、ソウルラッシュ、ダノンスコーピオン 馬連

マイルCS 2022 予想

 

 

基本的に堅いレース。少なくとも過去10年の内連対馬20頭のうち19頭は5番人気以内。

ここ2年は阪神とはいえそれでも20年はグラン、インディチャンプ、21年はグラン、シュネルで決まってるので堅い決着なのは変わらない

 

ここ2年の同レースは軒並み速い上がりを使った馬が馬券内を確保しており、差し馬有力なのは間違いない。

また今年は馬場の内が荒れまくっており、完全な外差し馬場。先行して馬券内に残るのは相当地力がないと難しそう。

 

◎シュネルマイスター

昨年2着。マイル戦で馬券外なし。前走スプリンターズSはスプリント戦ということもあり、叩きだと考えると大敗も度外視可能。

リピーターが多いこのレースでは軸には固いと思う。香港に照準を合わせてるってタイプでもない。

荒れた内枠なのが懸念点ではある。

 

 

○ソダシ

芝の1600m戦無敗。阪神マイルも経験豊富。

牡馬との芝マイル戦は初めてだが、VMで下したソングラインが安田記念を制していることからも牡馬に劣っているとは思えない。

今年の札幌記念でも適正距離よりも長い牡馬混合戦で5着と掲示板を確保できている以上、本職のマイル戦で「牡馬と戦ったことないから」と評価を下げるのは難しい。

ただ上がりが求められるレースになりがちなため末脚勝負になると分が悪い。また馬場の内が荒れていて先行馬には厳しいトラックバイアスではあるので対抗まで。

 

▲ソウルラッシュ

前走富士Sではセリフォスにハナ差の2着。斤量差が2kg分詰まることを考えると逆転が濃厚。渋った馬場への適性も高そう。いい感じに枠が外なのでレースもしやすい。

なんか人気してるのがちょっと嫌だけどまあしゃーない。

 

△ダノンスコーピオ

安田厩舎×川田騎手×ダノン×マイル×5番人気×外枠=買え

外枠じゃなかったら紐までだったかもだけど、有力馬軒並み内でこいつだけ外だからさすがに評価を上げざるを得ない。

前走富士SマイルCSで背負うのと同じ56kgを背負って僅差の3着なので不安要素も少ない。

 

⭐︎ダノンザキッド

昨年3着。前走毎日王冠も放馬+外枠発走にも関わらず3着。前からも後ろからも競馬でき、能力もかなり高いはず。人気もないので買い。

鞍上弱化だけ懸念点。

 

 

 

 

紐まで

サリオス

前走毎日王冠はレコード勝ち。ただ今年レコード勝ちした馬を見ると次走は軒並みパフォーマンスを落としており(ジャックドール、メイケイエール)、やはり反動はあるのではないか。

また府中の1800〜2000あたりが向いている馬だと思うので阪神マイル戦は評価を落としたい。地力は高いので不人気なら狙ってもいいがこの人気では紐まで。

 

でもムーアなんだよなあ……

 

ジャスティンカフェ

末脚タイプなので

 

マテンロウオリオン

末脚タイプなので

 

ピースオブエイト

富士S4着+鞍上超強化(Cデムーロ)なので

 

消し

セリフォス

前走ソウルラッシュとダノンスコーピオンに勝った影響で人気しているが、斤量差がかなり大きいのにクビ差決着である点から評価は高くない。斤量が一気に増えるG1では軽視したい。

 

でもレーンなんだよなあ……

 

ウインカーネリアン

なんかコーセー・ミュラー来日してるからこえーんだけど消します。

展開がハマれば着内に入る実力があるとは思うが、馬場が完全に外差し馬場なのに先行脚質+内枠はさすがに向かなすぎる。

 

買い目

3連複

4-3,6,11,15-1,3,5,6,7,9,11,15

エリザベス女王杯 2022 回顧

う〜〜〜〜ん、負け!

スタニングローズとナミュール切ったのとライラック買ってたのはよかったくらい。

人気どころじゃない7枠3頭を予想で取り上げてて3頭とも掲示板なのもまあ評価できるか。買い方だなあ……

 

ジェラルディーナは最初買う方向で記事書いてたんだけど、モーリス産駒のデータとcデムで切っちゃった。サドラー持ちがいい!って言ってるのにサドラー持ち切ってたら世話ないわ。反省。

 

ウインマリリンは脚質で切ってしまった。

いくら内荒れとは言っても一周ずっと外回されて、ほぼ総崩れした先行集団の中で一頭残ったと考えるとこのレースで一番強い競馬をしたのはウインマリリンだと思う。

有馬記念に来たら買います。

 

 

買った馬券

デアリングタクト、マジカルラグーン、イズジョーノキセキ、ライラック馬連BOXとワイドBOX

 

あと夢で逃げ切ってたからローザノワール単勝ちょっとだけ(これがホントの夢馬券)

 

ライラック複勝だけ買える可能性あったかなあ、くらい。あとはウインマリリンとライラックのワイドか。でも7頭BOXは流石に買えないからなあ。

 

デアリングタクトはちょっともう買えないかなあ、有馬記念はさすがに役者不足感が否めない。でも情で紐に入れるかも。