あるぞしゅぷらーはつぁらとぅすとら

シャドバとか、ラノベとか、ノベルゲーとか

エリザベス女王杯 2022 予想

 

天皇賞秋終わってから某騎手にふつふつと悪感情湧いてきて良くない。こうやって騎手にヤジ飛ばすようになるんだろうな。

 

で、エリ女ですけど。

 

わかるわけね〜〜〜〜〜〜〜〜たぶん馬券買わないのが正解。でも買っちゃう。中毒です。

 

ちなみに夢でローザノワールが逃げ切ってました。多分買わないけど。

 

レース概要

宝塚記念と同じ阪神2200m。

となれば前有利と考えがちだがエリ女がこの形態で開催された過去2年、馬券になったのは軒並み差し馬。

大荒れの2021年もそうだが、比較的上位人気で決まった2020年も逃げた2番人気のノームコアが飛んだ。どちらも上がり1〜3位の馬は全て掲示板に入っているのでキレる末脚を求められる模様。差し馬から買いましょう。

 

 

 

◎デアリングタクト

この馬を買わずにこの馬が来た時、間違いなく後悔すると思うので買います。

前走大敗したとはいえ、内伸びのレースで外を回して上がり2位は出せているし叩きであることも加味すると極端に評価を下げなくてもいいと思う。外ぶん回したのもそれでどこまでやれるか試した感じもありそうだし。

宝塚記念VM叩いて好走したわけだし、このメンバー相手なら勝ってほしい。

 

○イズジョーノキセキ

前走ソダシを差し切った府中牝馬Sは上がり3Fのタイムも抜けていて後ろからの馬としては買いたい。

去年のエリ女も僅差の5着だし適性はあるはず。鞍上も強化されてるし、府中牝馬Sからのローテは好走率も高い。不安要素は一番少ないんじゃないだろうか。

 

▲マジカルラグーン

阪神2200は比較的欧州馬が来やすいレースで過去にもワーザーやスノーフェアリーが好走している。

曲がりなりにもG1馬。

この人気なら買い目に入れても良さそう。

 

逆にJCでは海外馬は一円も買わない予定。

 

印付きの馬は全部サドラー持ちですね。阪神2200はタフなコースなので重厚なスタミナを持つサドラー血統がいいってなんかゆーちゅーぶで言ってた。

 

その他

ピンハイ

秋華賞除外から西宮Sでの圧勝。上がり3Fのタイムも頭抜けている。

差し馬としての能力は出走馬中一番高い可能性すらある。

ただ秋華賞を目指して調整していたはずなので西宮Sでの圧勝はその仕上げでのパフォーマンスによるところが大きい可能性はある。秋華賞組を嫌うならこいつも嫌うべきというのが筋道立った考え方な気はする。

 

 

ライラック

情です。一応毎回末脚は光る物を見せているんだけど、出遅れ癖と道中の位置取りの悪さがとーにもこーにも。

ましてや紫苑S秋華賞エリ女だからローテもキツいし。

ただ外枠もらえて前走の騎乗をMデムーロも反省しているようなので展開が向けばワンチャンある、かも。

 

ウインマリリン

こっちも情寄り。先行型なので買う方向性としては合ってないし、阪神が合ってるかと言われても怪しい。阪神0-0-0-5だし。

ただ前走札幌記念で強い相手に3着を確保したこと、状態が全盛期に戻っていること、2年前のエリ女で前が崩れる中唯一4着と掲示板を確保したことは評価できる。

 

アカイイト

近走良くないのであんまり評価は高くない。たださすがに去年の同レース勝った馬の人気じゃないだろ……。

ローテも去年と同じだし馬場が荒れた阪神2200が神懸かり的に強いという可能性も捨てきれない。

 

ウインマリリン、ライラックアカイイト、単体で買うと買い目増えすぎるしどうにかならないかなあ……ん? こいつらみんな7枠やんけ!

枠連です。

 

買わない

スタニングローズ

紫苑S秋華賞エリ女のローテはキツくない?さすがに。そんで先行脚質。2番人気。う〜ん。

 

ナミュール

小回り、距離延長、秋華賞組、3番人気。う〜ん。

 

ジェラルディーナ

モーリス産駒の阪神成績、2200の成績が両方あまり良くない。

そして鞍上C.デムーロ古馬の芝G1の成績が0-0-1-17

末脚タイプではあるんだけどcデム前につけそうだからなあ

 

買い目

 

う〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん、デアリングタクト単複!w

 

もしくは

4,5,7馬連BOX+枠連流し7-2,3,4,7

 

オッズが割れてる時こそ人気馬を買うべきみたいな話はありそう。

天皇賞・秋 2022 回顧

外れ。予想自体は悪くなかった。

 

 

道中

パンサラッサすげー逃げるやん。……いやマジですげー逃げるやん!!!

 

4コーナー

団子になりすぎててジャックドール差し切られそうだな、でもパンサラッサは差し切ってくれ。

 

ゴール前

パンサラッサ残ってジャックドール届かないんかーい!

 

パンサラッサが残ること自体は想定してたけどジャックドール届かなくてパンサラッサだけ残ることは想定してなかった。敗北。

差されて負け、届かなくて負けのどっちかなら納得できたけど届きもせず差されるってのはさすがにどうなんや……

 

掲示板は実質馬券内」がモットーなのでそういう意味では馬券当たってる。ヨシ!

 

買い目

3連複

9-3,5,7,8-3,4,5,6,7,8,10

 

二列目は上がり最速候補は1頭は馬券になるだろう+前残りになる場合を検討でパンサラッサを組み込んだ馬券。

なお二列目だけで決まった模様、なんなら1,2列目の5頭で掲示板埋めてる。馬券の買い方がへたっぴ。

 

3連単

5,9-5,7,9-5,7,9

上がり上位で決まった時の保険。イクイノックス1着はさすがにオッズ付かなすぎたので外した。

 

 

あとダノンベルーガ単勝ちょっと買った。

天皇賞・秋 2022 予想

初めて予想記事書いた菊花賞が当たったので験担ぎで予想記事を続けることに。外れたらやめるかも。

 

ちなみに前回勝ったから初めて今年の回収率確認してみたら60%でした。そういう人間の予想です。

 

レース概要

東京芝2000m。

府中ゆえに後方からの馬の評価を高めたくなるが、秋天自体は先行馬も差し馬も五分くらいのデータ。コース変わりの週でもあるため。

事実過去10年、4角を4番手以内で通過した馬が必ず馬券に絡んでいる。

実は上がり最速の馬が勝ったのは不良馬場のキタサンを除くと2014のスピルバーグまで遡るらしい。好位から上がり2〜3位の末脚で差せる馬が勝ち馬としては有力か。

過去10年上がり上位3位までで8勝を占めているので、勝つためにはある程度の上がりが出せる能力は欲しいところ。

 

 

・比較的リピーターが多いレースでもある。

今年の該当馬はポタジェとカデナ。ポタジェは昨年6着。前年の上位三頭は力が違ったので比較的混戦模様の今年なら着内を狙えるか


・ディープ産駒が好走はするものの勝ちにくく、勝ったのは2014年スピルバーグのみ。

 

・過去10年を見ても先行馬3頭の粘り込みで決まるパターンはまずなく、上がり上位3頭の内少なくとも1頭は馬券内に入る。

 

・過去のデータを見ると穴を開けるなら毎日王冠組。マイルCS秋天に標準を合わせたレベルの高いメンバーの中で1800mのペースを経験できるのが良いのかも。

今年の該当馬はポタジェとノースブリッジ


・意外と長距離G1の実績馬が着内に持ってくることが多い。

過去例)フィエールマン、キセキ、レインボーラインキタサンブラック

今年の該当馬はなし。

 

 

三歳馬の見解

今年のダービーは最初の1000m58.9のハイペースだったので三歳馬の距離短縮自体はあまり不安感がないが、イクイノックス、ダノンベルーガは後方からの競馬だったので展開が向いた面はある。強い先行馬がいる中でダービーと同じような位置から差し切れるのかは未知数。

そういう意味でアスクビクターモアがこっちに来ていたら買っていた。

 

 

◎ジャックドール

モーリス産駒の東京芝2000は鬼

コース変わりなので先行馬ヨシ。前壁になるような位置で競馬しそうにはないので着内の確率はかなり高そう。大阪杯みたいにせっつかれる心配も薄い。臨戦過程も父のモーリスと同じ。

近三走見ても弱い走りをしたことがないので着内はかなり有力だと思う。持ち時計も早く、ペースに左右されずに前半1,000メートル60秒でいけるなら大負けはない。なにより一番条件向いてるここで大負けしてたら勝つところがない。

 

 

前目の馬で負けるとしたらパンサラッサくらいだけどパンサラッサに負ける展開ならたぶんジャックドール自身も馬券内に残っているはず。

となると4角4番手以内が馬券に絡むデータ的にはジャックドールが軸にふさわしいかなと。

 

馬券外に飛ぶとしたら差し馬全部くる展開だけど有力どころの多くが差し馬の都合上差し馬同士の牽制はあるはずで、牽制しあった上で全頭ジャックドールを差せるとは思えない。差されたらもう諦めます。

 

不安点は33秒台の上がりを使えたことがほぼないこと。

過去10年で勝ち馬が上がり3Fを34秒切れなかったのは不良馬場だった2017年のキタサンブラックと当日は良馬場だったが前日までは不良だった2013年のジャスタウェイのみ。

今年は馬場がゆるくなるとは考えづらいので勝ち切るという点では厳しいかもしれない。

 

○イクイノックス

まー、捻っても考えてもさすがにこいつを対抗より下には落とせなかった。

ただ決め手に欠けるところはあると思っててその辺がここでも顔を出しそうな気はする。

秋天の展開上前目で競馬したいはずだが、前目で競馬した皐月賞ではかかってしまってダービーでは後方待機を選択せざるを得なくなったのが懸念点。実際それで差し損ねてるわけだし。

皐月賞の早じかけとダービーの差し損ね、ルメールがこの経験を踏まえて完璧な競馬ができるかどうか。

とは言えルメールがG1で1番人気を着外に飛ばすのは相当薄い線ではある。

直近の古馬G1で3番人気以内を着外に飛ばしたのはエリ女のレイパパレと大阪杯のグランアレグリア。両方距離不安があった馬で今回は当てはまらない。

東京で33秒台を出せる末脚も持っているし、勝ち馬になる条件は満たしてる。

ただ成長度合いの不明な三歳馬を軸にするというのが怖いところ。

 

▲ダノンベルーガ

ダービーの本命なので買います。ハーツクライの覚醒を見せろ。川田もダービーで福永にしてやられたのには燃えてると思う。

堀厩舎の秋天の成績はかなりいいのでここに向けての仕上げ方はノウハウがありそう。

皐月賞は荒れた内、ダービーは距離が長くジオグリフのマークがキツかった、と言い訳続きだが東京2000が一番向いてるはずなのでここでいい着順が取れないと将来がかなり厳しそう。マイル行くしか無くなる。

 

ん?サリオスか?

 

こいつも上がり33秒は使えると思うので勝ち馬の条件には当てはまりそう。うまく乗れれば。

 

△シャフリヤール

本命はJCのはず。なので地力でどこまで捻じ伏せられるか。比較的自在性があって惨敗しにくい馬ではある。

買い要素は実績。府中で馬券内を外したことがないし、前からも後ろからも競馬ができる。

不安要素はローテ。海外帰りということよりも前走PoWの遅いペースを経験した後にパンサラッサの作る早い流れに追走できるのかどうか。


Cデムーロなので着内には来そう。とか思ったけど、Cデムーロは日本の古馬G1 0-0-1-16らしい。レーンも来日すぐは人気馬飛ばしてたイメージあるし来日初週の秋天では怖い。

 

☆パンサラッサ

前走ジャックドールに負けはしたものの、差のない2着。それでこの人気差はえぐい。

ただ秋天の逃げ馬の戦績の悪さ、2000は札幌の直線の短さから保ったという見方もできる。本質的には1800の馬だというのは事実だとは思うが、実はオクトーバーSで覚醒してから2000以下のレースで連対を外したことがない。

ただ、オクトーバーSはリステッド、福島記念は小回り、札幌記念は直線が短いと2000で勝ち切った理由を付けられるところはある。

 

大阪杯なら本命打てるくらいだが秋天は距離保つかどうかギリギリの条件だと思う。似たコース形態で1800のドバイターフが同着優勝なので2000では馬券内ギリギリか


秋天では逃げ馬が勝ち切るのは難しいが、コース変わりの週でもあるので残る可能性はそれなりにある。過去上位人気で惨敗したのはどちらも2番人気のエイシンヒカリトウケイヘイロー

好走したのはどちらも6番人気3着のアエロリットとキセキ、6番人気4着のダノンプレミアム。他の馬はそれ以下の人気で掲示板外。

人気で馬が走るわけじゃないが、パンサラッサも中穴程度であれば買っていいんじゃないか。

 

ノースブリッジ

モーリス産駒の東京芝2000は鬼(2回目)

ハイペースになりそうなこのレースで東京芝1800の実績持ちは悪くなさそう。

前走ポタジェとハンデ差はあったとはいえ、先着してるのを考えるとこの人気なら買い。毎日王冠の速いラップを経験してるのも好材料

 

ジオグリフ

福永がやる気ないんだよなあ。ジオグリフ乗るのにシャフリヤールの追い切り3週連続で乗ってるの意味わからん。

ただ東京に向くタイプではなさそうっていう認識が広がってるけど、共同通信杯は一頭57kg背負ってダノンベルーガの2着だから言うほど府中不向きか?とは思う。

とはいえダービーでダノンベルーガと同じ位置からあまり上がりを使えてなかったので後ろからはしんどそう。かと言って前は前で有力馬がいるのでどういう展開になっても勝つのは厳しいと思う。

 


ポタジェ

毎回それなりに走る。前々走、大外枠の宝塚記念以外は全て6着以内。前年の秋天も6着。ここでも掲示板までだろうけどワンチャン3着を期待。

パンサラッサによってハイペースになることを考えると毎日王冠で1800のペースを経験できたことはプラスのはず。大阪杯みたいなタフな流れになった時の適性は高い。

 

消し

ユーバーレーベン

馬自体もデムーロも厳しい。前走の札幌記念も上がり2位と言えば2位だが、最後方追走した上でハヤヤッコやアラタなどと変わらない脚しか使えてないので特に見るべきところもない。

厩舎コメントもあまり良くない。

 

マリアエレーナ

前走めちゃくちゃ強いし、メンバーレベルも高かったから買いたい気持ちはある。

ただクロフネ産駒であること、斤量が増加すること、牝馬であること、前走メンバーレベルが高かったとは言えG3であること(過去10年前走G3から馬券になった馬はいない)から消し。

来たら泣きます。

 

 

馬券はジャックドール軸の3連複とジャックドール来なかった時の差し馬3連単(イクイノックス2,3着付け)買います。

 

パンサラッサの逃げ切りも見たいし、ジャックドールの押し切りも見たいし、ダノンベルーガの差し切りも見たいし、イクイノックスの追い込みも見たいし、シャフリヤールの秋古馬三冠も見たい。

 

同着にならん? 無理?

 

菊花賞 2022 回顧

 

五億年ぶりに馬券当たったわ。買うときは次も予想記事書きます、適当だけど。

 

回顧というか感想なので見る価値はないです、俺が読み返す用。買った馬券は一番下。

 

スタート

ヴェローナシチー出遅れすぎわろた、ディナースタめちゃくちゃ位置良くてわろた、セイウンハーデス逃げててわろた。

アスクビクターモアがちゃんと出たので一安心。

 

中盤

最初の千メートル58秒台で目ん玉飛び出た。

ディナースタの位置に夢を見た。

 

終盤

アスクビクターモア仕掛け速いって声多かったけどそれ以上に全然追ってないのにセイウンハーデス捉えてたことの方がびっくりした。

ボルドグフーシュは3角くらいから外回してるからかなりロス大きそうでそんな中あの着差は強い。アスクビクターモアはアスクビクターモアで1000m59秒フラットくらいだろうに残してたので春天かなり期待。

ジャスティンパレスも前目追走で残してた、頑張った。

買ってたの3連複だったからハラハラ感はなかったけど本命対抗で決まってたのは熱かった。

 

最近のG1はハイペースに対応できる馬、タフさを持つ馬が活躍している印象なので上位三頭は今後も期待ですね。

 

 

購入馬券

3連複

14-1,11,13,17-1,3,4,5,11,12,13,17,18

三列目ヤマニンゼストとセレシオンどっちか外すか迷ってたけど馬券当てたかったのでどっちも購入。結果としてはいらんかった。

菊花賞2022予想

去年の菊花賞で感動したので今年の菊花賞は少し真面目に予想してみます。

ちなみに去年の回収率は25%です。

 

コース形態

阪神の長距離レースは大体前有利です。直線が短いので。あと京都より消耗戦になりやすいからスピードよりスタミナやタフさを要求されるというのはある。

でも消耗戦になってるのはタイトルホルダーがそういう展開にしてただけかもしれない、だって去年今年の阪神長距離G1、3戦中2戦タイトルホルダー勝ってるんだからそらそう。

 

予想

 

◎アスクビクターモア

勝ち切るかどうかという点では結構怪しいとは思う。ただこのメンツで3着を外すようなポテンシャルではないと思う、前有利な阪神での菊花賞なら尚更。前哨戦も余裕残しっぽかったし。

血統的にもディープ×欧州系重厚血統でフィットしそう。

ネックは輸送と鞍上くらい、田辺騎手そんなに嫌いじゃないけど。

 

ジャスティンパレス

枠で嫌って紐からも外してたけど冷静に前走が強すぎる。距離保つかだけ。

前目で競馬して上がり2位、2着と0.6差はすごい、別にスローでもないし。

なんなら2,3着のヤマニンゼストとボルドグフーシュは4角二桁番手からの入着なのでこの馬はかなり強い競馬をしたはず。上がりも後方一気の2頭とほぼ変わらない。

半弟アイアンバローズなので血統も長距離よし。

 

▲ディナースタ

半分くらい私情入ってる。

ドゥラメンテ産駒、和生、おおまくり、勝ってきたレースは長距離ばかり。おもろすぎ。

この馬が好走するかは未知数だが、展開を左右する馬であることは間違いない。

あんなむちゃくちゃなまくり方しといて全然スタミナ負けしてないからすごい。展開的に前半のペースは落ち着きそうだしまくりは効きそう。どこまで粘り込めるかは地力次第。

血統もドゥラメンテ×欧州系なのでタイトルホルダーと近しい、サドラー系じゃなくてニジンスキー系だけど。

 

△ドゥラドーレス

これも私情。横山とドゥラメンテ好きすぎ問題。

素質馬であることは周知の事実で、菊花賞が東京芝2000とかなら対抗まで打ってたかもしれない。

3走前の毎日杯ではかなりかかっていてそこが不安要素ではあるが、競馬を教え込んだ結果前走前々走は落ち着いて競馬できているので成果に期待。一瞬逃げるんじゃないかと思ったけどさすがに今までの教育が水泡に帰すからやらないと思う。

母系よくわからんけど母母母ウインドインハーヘア、母母父ダンスインザダークならまあ長いとこもいいんちゃうか(にわかすぎる)

過剰人気感はある。

 

⭐︎ガイアフォース

一番人気になるほど強い気はしてない。去年のレッドジェネシスみたいな感覚。でも流石にレッドジェネシスよりは強いと思うから紐では買う。

ディナースタがまくる影響で内が完全に締められて外に出せないとかはありそう。

母父クロフネだけど母母父ダンスインザダークなのでまあトントンくらい(適当です)

 

×

ヴェローナシチー

正直買い要素はエピファネイア産駒ということくらい。あとネクロの本命。

長距離の川田は微妙って聞いて調べてみたらたしかに3000以上は微妙だけど2600はめちゃくちゃ良くて草。


セレシオン

福永×友道。古馬混合の2200レース勝ち。前走二勝クラスとはいえ2、3番手から上がり最速を出してたので悪くない。内枠なら迷いなく買ってた。

京都よりは枠に左右されないとはいえ、この能力で大外は流石に厳しいんちゃうか?とか思いつつも3着に突っ込んでくるくらいはありそう、福永だし。でもディヴァインラヴよりは自信なさそう

 

 

プラダリア

人気すぎる。血統もかなり怪しい。

内枠なんでガイアフォースの後ろで脚をためて、という展開はありうるけどキレるタイプでもないからそれで差し切れるのか?という考えもある。そもそも池添が長距離かなり不得意な説がある。

ただ枠はいい。

 

消したい寄り

ボルドグフーシュ

ヤマニンゼスト


最初は内枠だし買おうと思ってた。ただどちらも前走は後方から追い込んだタイプで阪神に向くとは思えない。先行していたジャスティンパレスと変わらない上がりしか使えてないのも割引。

ボルドグフーシュは地力で着内ありそうだけどヤマニンゼストは前走で目一杯なんじゃなかろうか。

ただ武豊を消すのはまあ怖い、ユーキャンスマイルの例もある。

 

消す

フェーングロッテン

半弟ピクシーナイトでほとんど2000以下しか使ってないのに買えるか?しかも外枠やぞ

 

大穴

アスクワイルドモア

いや買わないけど。12番人気以降で買うならこいつ。なんかディープボンドみがある、キズナ産駒だし。京都新聞杯勝ってるし。

京都新聞杯ヴェローナシチーやボルドグフーシュに勝ってるのもある。

いや買わないけど

 

 

 

正直「何を買うか」よりも「馬券を買うか買わないか」の方が迷ってる。馬券購入は純粋にレースを楽しむ気持ちを阻害するので悪い文明。

でも買っちゃう。麻薬やこんなん

 

UCL RAGE まとめ

 

 

Day1 6-0 Day2 0-2

 

Day2は全然分岐あったんでプレミ負けでした。Day1で体力が尽きてた。

 

配信卓はいい経験になったんで次頑張ります。

 

あんまりうまいことまとまらなかったけど後々見直すためにデッキ選択やプレイングなどの思考のまとめを置いときます。

 

持ち込み

式神ウィッチ

環境トップ。クオン依存デッキみたいな認識が多いが、実はクオン引かなくてもだいぶ勝つ。

実は妖怪よりこちらの方が偏差小さいのではないかと思っている。

不利対面も貫通できるパワーを持ってると思ったので初めに持ち込みが決まった。

 

ALTでみんなマナリアから逃げてった結果、マナリア持ち込みが勝ってた記憶がチラついたりもした。

 

 

・リノコンエルフ

デッキの中身もハンドもめちゃくちゃ弱そうだが気付いたらなんか勝ってるデッキ。だいたいリノセウスが悪い。

RAGEみたいな体力が要求される大会にこのデッキ持ち込むの頭悪くないか?って思ったけど式神にも5割勝つし、不利ついてそうな自然ドラゴンもリノパーツを多く引けば貫通でき、シェアが多いと予測したネクロにガン有利ついてると考えて持ち込みを決定。

情のネクロと理のリノコンで理を取った(もちろんネクロ持ち込んだ人は情で持ち込んでるわけじゃないと思うけど)

 

直前にアマツ流行り出してかなり悩んだが(アマツにはガン不利なので)、アマツエルフはいきなり最大シェアを取るようなデッキではないと予測した。

 

・妖怪ネクロ

今期一番好きだなと思ったのはこのデッキ。プレイ極めればミラー勝ちまくれそうだと思ったが、式神とリノコンに有利取れると思えなかったため泣く泣く没。

相性検証でも式神-ネクロが7-3、リノコン-ネクロが12-8となったためこの3つで環境が定義されるのであれば持ち込む理由が薄いと考えた(めちゃくちゃうまければ式神に有利つくかもしれないけど、そこまでするなら式神リノコンでネクロしばいてる方が楽そうだと思った)

 

・自然ドラゴン

PPブースト→ヴァイディ(この辺でイノリ持っとく)→ヴェロキラ→極光

と引けると勝てると思ったが引く順番ズレると極端にデッキパワーが落ちる印象を覚えた。

 

極光の使い方が相当難しそうなので練度上がれば評価は変わりそうだった(触ったのが3日前だった)

 

・アマツエルフ

リノコンに相当有利ついてそうで立ち位置がかなりいいのは感じていた。

ただワンミスで負けるのにプレイ難易度がかなり高かったため、練習してたリノコン投げ出して飛びつく踏ん切りはつかなかった。

ネクロが多いと予測していたのも持ち込まなかった要因の一つ。

 

・リオードロイヤル

こいつ持ち込むならアマツリオードになるんだろうけどそういうメタ的な編成はあまり得意ではなかった。式神ウィッチにせいぜい微有利程度だと認識していたのも渋った理由(ファイナリストのねぎまさんお見事)

 

構築・プレイング

式神ウィッチ 

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37枚は固定で残りの3枚を

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錬成

叡智

コア3枚目

クララ3枚目

 

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で悩んでました

 


このうち最初に決まったのがウィズダムコア3枚目でした。


・1コスカードが知恵の光3枚しか入っていない現在の式神ウィッチにおいて、1枚で3ターン目および5ターン目と後4キョウカ進化時の奇数コストを埋めてくれる。


・そもそもこのデッキのスペルブースト効率を比較すると

 


知恵の光=式神の使役(1PP:1ブースト)>キョウカ進化=ウィズダムコア(1PP:0.67ブースト)>その他2コススペル(1PP:0.5ブースト)

 


であり、ブースト効率では上位に位置する。

 


という理由から6クオンへの寄与率も考えると2枚という選択は総合的にデッキを弱くしていると考え3枚に。

被ったらどうするんだ問題も2枚までなら許容範囲内だと考えた。

 


次に決まったのが錬成0

2ターン目に置くことでミラーにおけるビートダウンやネクロ対面でのボード形成に寄与してくれるカードだが、そういう用途で入れるのであればピン刺しは好ましくなく2〜3枚要求するカードだと考えた。ゲーム後半はこのカードに全く出番がない。

しかし複数枚積んでも2ターン目に置いて打点を稼いで勝つゲームは大して増えなかったため0に。双刃とかまで入れると変わるかもしれない。

 


最終的に叡智2コア3クララ2か叡智1コア3クララ3の2択に絞られた。

叡智2クララ2は事故率軽減、叡智1クララ3は最大値や6クオンを重くみた構築だと考えている。

体感だが、二つのデッキを回した結果ハードマリガンした時の事故率はどちらも大して差がなく、それならばマリガンでゆるくスペルをキープしてデッキを重くする方が強く動けると思い、叡智1クララ3の構築に固まった

 

 

 


マリガン

先手後手問わず

知恵キープ

2コススペル1枚キープ

クオンキープ

コアキープ

ウィザードキープ(ただし後手コアウィザードはウィザード返す)

 


クララキープ(リオードアマツ対面)

 


セットキープ

2コススペルとウィザードorコア見えていれば鬼呼び・クララキープ

 


後手

狂信者キープ(ネクロ・ミラー)

キョウカキープ(ネクロ・ミラー)

 

 

プレイング

ミラーはダメージレース意識。回復がないので序盤の打点が大きく響くし、顔削られているとボードに付き合わざるを得なくなる。

先手はクオンを先に展開できる確率が高いのでマリガンは基本リソースカード意識。後攻は5の展開・打点で先6クオンへ圧をかける必要があるため狂信者をキープ。

またこのマッチアップは後手3キョウカがかなり強く、通れば次のターンに0コスでスペルブースト+5打点を詰めれる。通らなくてもクラークをボードに打たせられるとメリットが大きい。

 

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まだ14点とリーサルまで遠いように見えるが、ハンドの打点を計算してみるとクラーク狂信者狂信者+進化で11点見えていることに気づけると、研究をクラークに打つ思考に辿り着ける。

 

ミラーの研究のうち先は状況にもよるが狂信者>クオン。クオン連打プランよりもクオンはあくまで4点出す打点カードとしての意識を持つ。

 

進化権・握撃切れると天后取るのがいきなり大変になるのでハンド次第では顔進化しない判断も大事。

 

 

対ネクロは5ターン目のボード展開を意識。

セレスからの誓いの安着を許すとかなり厳しいゲーム展開になるのでそこを許さない動きを目指す。

ただ自分の構築がスペル減らして重くしてるのもあるが鬼呼び単キープとかは懐疑的。2コススペル+コアorウィザードと見えていればキープする。

確かにネクロは6クオンを返せる力を持っているが、ネクロ側も一定の要求値を必要としているのでそこまで攻めなくても、とは思う。

 

(でも今から書きながら後手なら持った方がいいかもしれないと思った、かくいう私も後手狂信者単キープしてるし)

 

 

 

対リノコンはリソースゲーを意識。

狂信者クラークによるotkプランにしても狂信者・クラーク・研究をたくさん引く必要があるためリソースが切れた時点で負けが濃厚になる。特にこのデッキの後半のスペルブーストはクオンに依存しているため、クオンを投げた時点でハンドが細いとバリューが発揮されない。

そういう意味ではこの対面のクオンはウィッチ対面のネクロのセレスに近いかもしれない(処理を押し付けつつハンドのバリューを引き上げる。ハンドのバリューを上げるためにリソースを貯め込んでおきたい)

クオン投げたらハンドのリソースが消える、みたいな場面ならクオン投げずにカオスウィザードやウィズダムコアエンハでリソース確保しながら鬼呼びやクララで手抜くことが肝要。


このマッチでの研究の増やし先はゲーム序中盤はクオン、終盤は狂信者。増やす対象をクオンから狂信者に変更するタイミングはかなり難しいが、

 


・20点otkが見える

・対面のリノセウスの進み

・旋風・プライマルの残り枚数

 


あたりを総合的に考える。

 


クオンを増やす→リソースを保つ

狂信者を増やす→バースト打点を増やす

 


の意識が大事で終盤は次のターンに何点出せるかと相手の何点ゲインまでは耐えられるかを常に考えておく。

 


先6クオンに狂信者進化を添えるとリノコン側は00111旋風メイと0マナを2枚要求されるためかなり要求値が高い。クオン進化置きでも同じ要求ができるが、持たれていた場合打点が無駄になることを考えると狂信者を持っていればそこに進化を振ったほうがいいだろう。

 

 

リノコンエルフ

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ワンダーコック3枚の構築が出回り始め、

 


・旋風のバリューを上げる自然カードに確実にアクセスできる

 


・3ターン目に生き物を置ける

 


・メイを引かない

 

 

 

 


デメリット

 


・当たり前だがリノパーツへのアクセスがワンテンポ遅れる

 


・旋風のターンまでドローに変換しづらい

 


・そもそも旋風を探せてない(旋風打つターンに休息マナを回すことで探すことはできるがトップ頼りになる)(ただデッキ圧縮できてるという観点はある)

 


・自然カードを6枚しか積まない以上素引きも考えると3枚目(場合によっては2枚目から)からサーチ対象がなくなる可能性が高い


ワンダーコックを積む枚数の違いとしては


・リノセウス引くまで耐えるデッキ


・耐えてリノセウスを引くデッキ


という二つの認識の違いにあると思う。どちらも同じことを言っているようだが、前者は「リノセウス」に主軸を置いた攻めの姿勢で後者は「コントロール」に主軸を置いた受けの姿勢と考えてもらえれば良い。

 


私は前者の意識が強く、ミラーやドラゴンなどの対面も考えると豊穣の季節を積んでリノセウスへのアクセスを強くした方がデッキとしての速度が上がり、ウィッチ対面へのガードもたいして落ちてないという認識のもと構築を組んだ。(ダメージカットを考えると円陣の方がいいという考え方もある。私は守るよりも1枚でも多く掘ってリーサルターンを早めたい意識が強かった)

 


しかしそうなると一貫性のないカードが採用されていることになる。

 


そうアイリーネである。


実は私の構築、とある構築からワンコ3枚を豊穣の季節3枚に差し替えたところから始まっており、アイリーネピン挿しはその名残。アイリーネコッコロしたかっただけ。

 


ただ中盤の微妙なボード(5/5キョウカ)に対して投げつけてお茶を濁したり、配信宅みたいなミラーではかなり効いたカードだった。リノミラーの守護は対空射撃が後打ちできない兼ね合いでかなり効いてくる。

 


RAGEで聞いた話だと、リノセウスに寄せるならアイリーネを抜いてクロスコンビネーションを2枚ほど積むといいらしい。自分ではそこまでたどり着けなかった。

 


雑にバンドを減らせるカードが欲しかったのは事実だが、私はなぜかこのカードを積むかとかいう発想になってた(抑圧の関門)

 

 

 

マリガン

リノセウス1枚キープ

3コススペル1枚キープ(優先度ワンコ>豊穣)

カーバンクル1枚キープ

 


リノセウス見えていればバウンスキープ

 


ミラーリノセウス全力

 


ウィッチ対面旋風キープ

 


リオード対面

メイキープ リノ(女)キープ 

 

 

 

プレイング

適当。リノセウスとかいうカードが強すぎて0点プレイをしなければある程度勝率は出ます。ドローを見てから考えることが多いデッキという都合上、思考時間が足りないことが頻発するのでリーサル逃ししても次のターン死ななければ勝てるという緩い意識の方がいい。

無理にリーサル考えてリノセウス回収できずや旋風打てずといった致命的なプレミよりはそちらの方が総合的には勝率が高くなりそう(もちろんリーサルが見えることに越したことはない)

 


ただ純真なる弓使い・リノの進化時効果とメイの効果の関係やバウンスの打ち先など細かいワザップが多いので多くプレイして経験を積む必要がある。

 

意識すべきことは

・顔をリソースにして旋風のバリューを上げる

 

・クオン対面は0マナを雑に切らない

 

・ネクロ対面は酒呑付与時の雪女6点パンチを警戒する

 

・ミラーは機械樹の番人を大事に使う

 

くらい。ミラーの対空ケアはドローとの天秤で序盤は割り切ってドロー進めてる方が強い印象

 

戦績

Day1

エルフドラゴン

後手ウィッチvs先ドラゴン ◯

後手エルフvs先ドラゴン ◯

 

エルフウィッチ

後ウィッチvsウィッチ ◯

後エルフvsウィッチ ◯

 

ウィッチドラゴン

先ウィッチvsウィッチ ◯

先エルフvsウィッチ ◯

 

ウィッチネクロ(ララ死を知るもの沈黙の詩タルタロス)

先エルフvsネクロ ◯

後ウィッチvsネクロ ◯(5クオン)

 

vsさわさき☆レバンガ(配信卓)

ウィッチエルフ

後エルフvsウィッチ ×

先ウィッチvsエルフ ◯

先エルフvsエルフ ◯

 

ウィッチネクロ

先エルフvsウィッチ ×

後エルフvsネクロ ◯

先ウィッチvsネクロ◯

 


W6-0 E6-2

 

Day2

1-2

 

1-2

 

W2-1 E0-3

 

 

 

 

今年読んで人に勧めたくなったラノベ5選 ver.2019

 

今年購入して「いやあ、これは面白いなあ」ってなったラノベを紹介していくだけの記事です。(あくまで私が今年購入したってだけで今年発売されたってわけではないです、念のため)

 

ラノベクラスタならだいたい知ってる作品ばかりなのでそういう人には「そんな当たり前に面白い作品挙げられても……」って言われそう。

 

ターゲットにしてるのはそこそこラノベ読んでるけど、次買うラノベにちょっと困ってるって人たち。良ければこの中から買ってってください。

 

 

七つの魔剣が支配する

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このラノ2019文庫本部門1位
戦記ラノベの傑作、天鏡のアルデラミンの作者の新作。電撃文庫


一言で表すなら「ライトノベルハリーポッター


言わずと知れた魔法ファンタジーの世界的名作ハリーポッターだが、日本のライトノベルではこの系統の作品はほとんど存在しない。それはなぜか。


めちゃくちゃ頭が良くないと書けないから


ハリーポッターの凄い点は魔法学という架空の学問をさも実在するかのように体系立てて描いている点にある。
いわゆる火、水、風、土のような「魔法ファンタジーの共通ベース」に頼らず、「変身術」「魔法薬学」「魔法生物飼育学」のような通常の学園魔法ファンタジーではスルーされがちな学問を体系化して描いている。
これは既存の魔法ファンタジーのベースに乗っかるだけでは無理で、作者の脳内でかなり深くまで設定を構築しないと不可能な芸当である。

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ななつまも同様だが、この作品独自の学問として「魔法剣」という授業がある。
ななつまでは魔法使いは杖と剣を装備しているのだが、魔法剣はその両方を複合的に用いる戦闘技術を教える学問である。
剣と魔法の両方を戦闘に使う、なんでアイデアは使い古されたものだがこの作品は「なぜわざわざ両方使うのか」ということまで丁寧に描いている。


(話の本筋には関わらないが少しネタバレを挟みます)

 

 


昔の魔法使いは杖のみを装備していた。なぜならば魔法のみ使えば普通人(魔法を使えない者、ハリポタでいうマグル)など相手にならない、と考えられていたからである。
しかし大暦1132年に大魔導士が普通人に斬り殺された事件が発生した。しかも不意打ちではなく真っ向からの決闘の結果、である。
なぜか。
一節呪文の詠唱よりも達人の斬撃の方が速いから。
この事件を境に魔法と剣術の複合技術が磨かれ、のちに「魔法剣」というひとつの学問に繋がっていく。

 

 


(ネタバレここまで。相当意訳してます)


学園ファンタジーは数多くあれど、「なぜその学問が存在しているのか」についてここまで深く考察してある作品はそう多くない。
通常のファンタジー小説が平面であるなら、ハリポタやななつまのように歴史にまで考察を入れている作品は立体的であると言えるだろう。立体的である以上話に奥行きが生まれる、が同時に知識量、思考力が桁違いに求められる。


だからこそそう簡単に手を出せる分野じゃなかったし、その分野に手を出して人気作まで持ち上げた宇野朴人の力量が恐ろしい。


既巻4巻だが2巻までは最近始まったBookwalkerのラノベ読み放題サービスで読めるので一読いただきたい。1巻序盤が少し退屈かもしれないがすぐに世界観の深みに引き込まれるので投げ出さないように。

 

 


Unnamed Memory

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このラノ2019単行本部門1位。電撃の新文芸。
評価方法についていろいろ言われる「このライトノベルがすごい」だがなんだかんだでトップ10の作品は面白さを信用できると再度納得した。


相当オリジナリティがあるせいで紹介するのに適した言葉が思いつかないが、強いてジャンル分けするなら、海外ファンタジー小説や童話に近い。
小説家になろう発だというのは読み終わっても気づかなかった。


あらすじとしては


子供を作れない呪いをかけられた王子・オスカーが世界に5人いる強大な魔女の1人、ティナーシャに解呪を頼みにいく。なんやかんやあって1年間同行し、その間に解呪を成し遂げるという契約を結んだ2人だったが城内での暮らしは安寧とは程遠く…


といった感じで小さなエピソードがいくつか連なって大きな物語が動いていく、といった物語。


ティナーシャが可愛い。
ティナーシャは魔女としての恐ろしい側面、オスカーの守護者としての落ち着いた側面、ひとりの少女としての可愛らしい側面という3つの顔を持つが、それがコロコロと変わる様がとても魅力的。
通常時は敬語口調で話してるけれど、オスカーの無茶振りが飛んでくるとタメ口になっちゃうところが可愛い(可愛い)


オスカーがカッコいい。魔法を無効化する王剣アカーシアとティナーシャからかけられた物理・魔法をほぼ防ぐ守護結界を持ちながら、さらに王国一の剣士という設定だけ聞けばなろうあるあるのチート主人公だが、作中での描き方ではそういう嫌味な感じが全くなく、精悍さが目立つ(本気の魔女には勝てないだろうと言われてるのがその嫌味のなさを演出してる)
なによりもティナーシャへの好意の向け方がとてもストレートで見ていて気持ちがいい。イケメン。


まだ1巻しか読んでいないため、風呂敷を広げてる段階だが、その中で少しずつオスカーとティナーシャの距離が縮まっているところは読んでいてワクワクする。2巻以降では物語自体の「承」や「転」がやってくるだろうし、楽しみである。


既巻は3巻でまもなく4巻が発売されるそう。単行本のため1冊の値段が少々高めだが読む方は間違いなくある。

 


プロペラオペラ

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とある飛空士シリーズの作者による艦隊系戦争もの(ただし艦隊は空を飛ぶ)。ガガガ文庫
軍事・資源的に劣っている日之雄と世界最強の大国ガメリア合衆国とかいうどこかで聞いたような二国間における軍事・経済・政治等々が複合的に絡み合った戦記作品でそういう系統が好きな人にはお勧め


主人公のクロトが自信満々のナルシスト寄りなのが鼻につくかもしれないが、口だけではなく能力がある上での自認の強さ。かといって何でもかんでもできるというわけでもなく、乗組員に肉体の弱さや声の小ささをからかわれた後はすぐに自主訓練を積んで欠点を埋めようとする努力家の一面も併せ持つ。
ヒロインのイザヤは皇族の直系で、傍系のクロトとは親戚筋にあたる。幼少期にクロトから心ない告白を受けたせいでクロトに対し疑心暗鬼になっているが、それはそれとして彼女自身クロトには一定の好意を抱いている。

 


カイルというガメリア最大の投資家がラスボス。
クロトのガメリア在住時に投資の世界に誘い込み、クロトの能力を用いて大儲けをした末に裏切った悪質さ。そしてイザヤを自分のものにするためだけに戦争を起こすほどの我欲と権力と金を有した悪辣さを有した純粋悪。
犬村小六の敵キャラは外道が多いがここまで同情の余地がないのは珍しい。それがゆえに未来の展開にワクワクしてくる。


既巻1巻なのでいまなら買い得!


とりあえず特設サイトへGo!

 

プロペラオペラ 特設サイト::小学館::ガガガ文庫


ヒロインの顔がいい

 

魔女の旅々

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魔女版キノの旅、だけどちょっと違う。
灰の魔女イレイナがいろんな国へ旅する物語。キノの旅と違うのはイレイナの方がキノよりも人間味があるところだろうか。

 

物をなくせば慌てるし、好ましい人物がいれば手助けするし、気に入らない人間がいればお灸を据える。でも別に勧善懲悪と言うわけじゃなくて、身にならない仕事を引き受けたりはしない。


そんな人間らしいイレイナのあれこれは見ていて楽しいし、可愛らしい。
まあでもなんだかんだ言って1話完結でオチがつくような作風はキノの旅と同じなのでキノの旅好きな好きなはず。

単行本なので少々お高い。気になる方は特設サイトで試し読みできるので是非。

GA文庫|「魔女の旅々」特設ページ

 

 

吸血鬼に天国はない

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話せない奴隷と勝たない賭博師の出会いから別れを描いた「賭博師は祈らない」の作者の第二作。電撃文庫

 

「賭博師は祈らない」がデビュー作としては異次元の完成度を誇っていたため、期待していたがその期待を良い意味で裏切られた。
「賭博師を祈らない」を読んでた人ほど強い衝撃を受けると思う(続編とかそういうわけではない)


「賭博師は祈らない」はBookwalkerにてキャンペーン中のKADOKAWA書籍読み放題サービスで全巻読めます!1月末まで無料サービス中なので是非(当ブログはKADOKAWAから報酬を一切受け取っていないことを明記しておきます)


あまり語るとネタバレになるので最小限にするが、ざっくりとあらすじをまとめると、
大戦と禁酒法によりギャングの力が増した街で、車一台で運び屋をこなすシーモアはある日ひとりの少女ルーミーを運ぶ仕事を請け負った。
謎の車に追われながらも無事ルーミーを送り届けたが、その直後に届け先は爆発。ルーミーもマフィアから頭に銃弾を受け、即死したかに見えた。
パニックになるシーモアだったがしばらくするとルーミーは起き上がり、こう言った。


「私は、吸血鬼ですから」


人の血を吸い、太陽や銀、流水に弱い、そんな空想上の生物だと彼女は言う。シーモアは動揺しながらも行き場のないルーミーを自分の家に匿うことに。
しばらく生活していくうちに2人の距離も少しずつ縮まっていくが……シーモアは気づく。


ルーミーは、何かを隠している。


その秘密が明らかになった時、2人の関係性は、大きく、大きく変わることになる。

 


1巻を読んでいて、シーモアの行動にもルーミーの行動にも明らかに合理性が欠けている、と感じ、同時にだからこそこの小説には他の作品にはない魅力があると感じた。
自分では絶対取らない言動、思いつきすらしない行動、理解できない思考、その「非合理性」がこの物語から伝わる「情緒」や「驚き」といった魅力につながっていると思う。

2巻も発売されたばかりなので是非

 

 

まとめ

少し前は粗製濫造が目立ってたように思えるライトノベル業界だが、最近は質を重視した作品作りに移行しているように思う。

ここ数年は特にそういう作品が多く、このライトノベルがすごい!のランキングにもそれが如実に現れている。

 

具体的には2012〜13のSAO2連覇、14〜16の俺ガイル3連覇、17〜18のりゅうおうのおしごと2連覇に対して、19錆喰いビスコ、20ななつまと新作が目立つようになったことやトップ10の過半数が未アニメ化作品になっているところが挙げられる。

 

あと一番大きいのはタイトルやあらすじ、表紙や帯のような手にとってもらうための努力がかなり感じられるようになった。

ちょっと前は面白い作品もつまらない作品も全部が全部「よくあるタイトル」だったから面白い作品を探すのにも一苦労だった(騎士とか魔法とか竜とか異世界とかチートとか入れとけば読むと思ったら大間違いじゃ)

 

最近は「この雰囲気面白そうだな」と思って手に取った作品はだいたいちゃんと面白いので、書店に行ってビビッと来た本は迷わず手に取って欲しい(好みに合うかどうかまでは保証しませんが)

 

 

今年中か1月中に別口でもう5冊くらい紹介する記事出すと思うので良ければそっちも見てってください。